2014年10月31日
山梨県 お泊りハイキング1 櫛形山 くしがたやま



今回の3連休は父子キャンプの予定でしたが直前になり嫁と子供たちはイベント鑑賞に変更。
せっかくの連休なので山梨県の櫛形山にお泊りハイキングに行ってきました。

コース
県民の森駐車場
北尾根登山道
みはらし平
アヤメ平
裸山
バラボタン平
櫛形山
ほこら平
中尾根登山道
県民の森駐車場










中部横断自動車道の南アルプスI.C.から20分ほどで県民の森グリーンロッジキャンプ場に到着しました。
キャンプの受付は駐車場から道路を挟んだ反対側にあるウッドビレッジ伊奈ヶ湖で下山後に行いました。
こちらウッドビレッジ伊奈ヶ湖の管理棟の外には自動販売機やトイレがあり便利でした。

県民の森は櫛形山や伊奈ヶ湖などがある広大な森で5つのゾーンに分かれていました。
施設が集中している伊奈ヶ湖の付近は緑と水のふれあいゾーンとなっていて駐車場も2ヶ所ありました。

ウッドビレッジ伊奈ヶ湖の脇に中尾根登山道の入り口がありました。
今回は北尾根登山道から上りこの中尾根登山道で下ってくる予定です。


駐車場からしばらく舗装された林道を歩き北尾根登山道を目指します。

駐車場から20分ほどで北尾根登山道の登山口に到着しました。

登山口の反対側に駐車できるスペースがあり1台駐車中でした。

登山口にはハイキングコースの案内図がありここは標高915mと書かれていました。

しっかりと整備されている森とコースで歩きやすいスタートでした。

途中には高校の自然科学部が設置した木の標識がいくつもあったので勉強しながらハイキングしました。

しばらく進むと櫛形山林道に出ました。駐車場から52分、北尾根登山口から30分と書かれた指導標もありました。

林道を右折すると、みはらし平があり駐車できるスペースもありました。
みはらし平にはベルが設置されていて関東の富士見百景(南アルプス市からの富士)もあり富士山がうっすらと見えました。

近くにある階段を上ると展望台(東屋)があり甲府盆地と山の案内図もありました。金峰山や大菩薩嶺も見えるようです。

みはらし平からの展望を楽しみ非常に歩きやすく気持ちのいい北尾根登山道を再び進みます。

すぐにもみじ平に通じる遊歩道との分岐点がありましたが今回はまっすぐ登山道をアヤメ平に進みました。

みはらし平からアヤメ平まで90分ほどの距離ですが途中では富士山が見えたり、しっかりと整備されていて階段もあったり、100mおきに標高も表示されていたりして歩きやすいコースでした。しばらく進むと先ほどの遊歩道と合流しました。




傾斜が緩くなると急に木々の様子が一変しました。

多くの木にサルオガセという植物が枝についていて垂れ下がっていたりして独特な幻想的な雰囲気を出していました。

シカ用の防護フェンスがありゲートを開けて進むといよいよアヤメ平に到着です


アヤメの保護のためにコースはロープで区切られていました。前方にソーラーパネルとトイレが見えます。

ちょっとした広場になっていてトイレや避難小屋がありました。
分岐路にもなっていて左折すると裸山や櫛形山へ。右折すると丸山登山道。
まっすぐ進むとアヤメ平周遊道となっていて春ならばアヤメが綺麗なのでしょうがさすがに咲いていませんでした。
また周遊道からは池の茶屋林道に通じる2時間30分のトレッキングコースがあり木道を整備中でした。




バイオトイレで入り口のランプが緑とオレンジの場合は使用できるそうです。

あやめ平避難小屋です。ちょっと中を覗いて見ましたが崩壊しかかっていました。

アヤメ平から5分ほどで原生林コースとの分岐がありましたが裸山に行きたいので登山道を進みました。

10分ほどで裸山の山頂直下に到着しました。裸山なのになぜか櫛形山の看板?
左右にコースはありますがどちらも山頂につながっていました。

駐車場からスタートして3時間10分ほどで裸山(2003m)に到着しました

山頂は小広い広場になっていて小さなベンチや三等三角点がありました。
こちらで富士山を眺めながらちょっと早めのランチタイム休憩



山頂からは富士山が見えて、くるりと反対側を向くと木々越しに南アルプスも見えました。


裸山もアヤメの群落地のようで立ち入らないようにロープで区切られていました。

櫛形山へは巨木が多い原生林を15分ほど歩きました。
こちらは樹齢300年のカラマツの巨木です。

バラボタン平の西分岐から櫛形山山頂を目指しました。

スタートから4時間30分ほどで櫛形山(2052m)に到着しました。
櫛形山は山梨百名山。山頂は木々に囲まれていて展望はありませんでした。


池の茶屋登山口からのコースもあるようで45分ほどで到着できるようです。
本来の三角点がある頂上はもう少し先にあるそうですが、ここが櫛形山山頂とされているそうです。

山頂は広いのですが展望が無いためかベンチもありませんでした。鳥獣供養塔が置かれていました。

山頂の見学を終えて20分ほど下るとバラボタン平の分岐。スタートした伊奈ヶ湖まで2時間5分と書かれた指導標がありました。

伊奈ヶ湖方面に進むと、ほこら平に到着しました。
ほこら平は中尾根登山道と南尾根登山道との分岐でもありました。
キャンプ指定地にもなっているそうです。

ほこら小屋というキレイな避難小屋もあり水場とトイレまでありました。



2000年に建てられた避難小屋で中も外もとてもキレイに保たれていました。


小屋の壁には水場の案内もあったので立ち寄ってみると、とても美味しい水でした



水を飲み休憩してから中尾根登山道を下っていきます。
中尾根登山道は樹林帯の中のコースで展望はありませんでしたがシダの群落があったりして北尾根とは違った雰囲気でした。

ほこら平から40分ほどで林道に出ました。林道を横切り中尾根登山道を下っていきます。


林道から35分ほどでウッドビレッジ伊奈ヶ湖近くにある森林学習遊歩道に合流しました。
どちらに進んでもウッドビレッジに出られます。

遊歩道はよく整備されていてとても歩きやすく快適でした。ウッドビレッジのコテージが見えてきました。

ウッドビレッジ伊奈ヶ湖に到着しました
道路を挟んだ向かい側が県民の森の駐車場です。

ザックなどの荷物を車に置いてからウッドビレッジでキャンプの手続きをしました。

キャンプの料金はなんと200円
キャンプレポについてはコチラをご覧ください。

山用テントを持っていないのでファミキャン用テントで広々と寝ました






























裸山までの北尾根登山道は2組のペアハイカーと2人のソロハイカー、櫛形山で1組のペアハイカーと出会いました。
中尾根登山道では誰にも出会わず静かなハイキングとなりました。
下山後に南アルプスI.C.近くにあるやまなみの湯という温泉(500円)に入浴してきました。
スタート 8:10 ゴール 14:50
Posted by Natsutomo at 23:49│Comments(0)
│櫛形山 2020m