2015年04月21日
山梨県 河口湖 若彦トンネル近くから十二ヶ岳や節刀ヶ岳を周回




待望の十二ヶ岳とキレット
今年の1月に西湖近くの王岳から鬼ヶ岳をハイキングする際に調べていると近くに十二ヶ岳なる山がありました。
ガイド本を見ると12の峰がありクサリ場や吊り橋があるキレットなどある険路の山と紹介されていました。
行ってみたいけれど、どう考えても私のレベルでは積雪期はとても無理

春になり雪が無くなったのでいよいよ十二ヶ岳に出発です

詳細は下部にある 続きを読む をクリックして下さい。

コース
若彦トンネルの側道
大石峠登山口
淵坂峠
毛無山
十二ヶ岳
金山
節刀ヶ岳
金掘山
大石峠
大石峠登山口










当初はガイド本に書かれていた河口湖と西湖の間にある文化洞トンネルにある駐車スペースから出発するつもりでした。
ハイク前日になり調べてみるとなんと駐車スペースが閉鎖

慌てて調べてみると河口湖近くの若彦トンネルから周回されているハイカーさんがチラホラといたので真似させていただきました

すると川岸には大きな駐車スペースがありました。
レポによるとこの先にも駐車スペースがあるそうなので通過しました。
舗装路はここまででこの先は砂利道なのでスピードを落として進みました。

砂利道を進んでいくと青い矢印部に綺麗なハイキングコースの案内図と大石峠の指導標がありました。
淵坂峠&毛無山へは赤い矢印部を進みます。


今回はここから淵坂峠、毛無山、十二ヶ岳、金山、節刀ヶ岳、大石峠と周回する予定です。
案内図にはコースタイムも書かれていて毛無山から十二ヶ岳のあいだだけ93分(毛無山から)83分(毛無山へ)とやけに細かいコースタイムになっていました


先ほどの赤い矢印部を進むと広場になっていてこちらにも駐車できます。
広場の奥(赤い矢印部)に真新しい指導標がありました。


指導標の先にある小川を渡渉します。渡渉先にも指導標がありました。


テープやリボンなどあり、多く歩かれているようで踏み跡も明瞭で安心でした




途中には新旧の指導標もありその先にはちょっと崩壊している部分もありました。(歩く分には問題ありません)



淵坂峠すぐ手前には天狗岩の案内もあり寄り道しようかと思いましたが午後の天気が心配だったので次回のお楽しみに


淵坂峠には迷いやすいようで案内図がありました。
毛無山にはこの指導標の裏側を上っていきます。


こちらの毛無山も朝霧高原にある山梨百名山の毛無山と同じでかなりの急登でした。
しかしこちらの毛無山は左の樹木の間から富士山が見えるので疲れたら富士山を眺めてエネルギー補充
できます





登山口から1時間15分ほどで1座目の毛無山(1500.1m)に到着しました

山頂は広くソロハイカーさん2人とペアハイカーさん1組が休憩中でした。
ここまで休み休み上ってきたので休憩なしで十二ヶ岳に向かいました。


十二ヶ岳に向かうとすぐに一ヶ岳に到着
ここから12個の峰を進みます。





ここでロープが登場しました。この先段々とアップダウンがきつくなっていきます。


トラロープじゃなく太いロープですがここまで痛んでしまっていました

この先極力ロープには頼らないようにしようと決めました



それぞれの間隔は短く5分とかからず着くのでカメラの出し入れが段々億劫になってきました



七ヶ岳の標識は割れて斜面に落ちていたので拾ってきました



八ヶ岳と九ヶ岳の間のロープはぎりぎり状態でした


九ヶ岳は危険なため侵入しないようロープが張ってあり手前に標識が置かれていました。

十ヶ岳には斜面を巻いて進みます。


十一ヶ岳には長い岩場を上りますが手がかり足がかりも多くあるのでぐいぐい上れます。


十一ヶ岳からキレットに向かう下りも手がかり足がかりが多くあるのでしっかり保持して下りました。

ロープは補助程度に使いました


長いロープやクサリを使いキレットに向かって下っていきます



キレットに到着しました。ブログなどのレポでよく目にする橋がありました。
掲示板には『ひとりずつ渡れ』と強い口調で書いてあります

歩いてみるとこれが実によく揺れる橋で強い口調も納得でした




渡りきってから振り返ってみました。

橋を渡り十二ヶ岳へ上っている最中に十一ヶ岳を振り返ってみました。

西湖湖畔の桑留尾(くわるび)への分岐を過ぎて進むと・・・

ついに十二ヶ岳の山頂が見えました。最後にもロープがありました(デコレーション?)


本日2座目の十二ヶ岳(1683.3m)に到着しました

登山口から2時間20分ほどかかりました。
山頂は狭く山梨百名山の標識、祠、石碑などがあり天候が良ければ富士山などの展望も

石に腰かけ写真を確認していると十ヶ岳の写真が無いことに気付きました

まぁいいやと展望を楽しみ十二ヶ岳に登頂した喜びに浸っているとソロハイカーさんが2人上ってこられました。
十ヶ岳のことを尋ねてみると岩のかげにありましたよと教えていただきました(ありがとうございました
)




小雨がぱらついてきたので小休憩を終えて金山に向かいます。こちら側の斜面も険しくてロープが3本もありました


十二ヶ岳のはずが十三ヶ岳のような岩場の上りです


ロープから途中はクサリが増えて最後はハシゴも追加されました。どれもぐらぐらでした


上りきると尾根道になりました。

しだいに笹が出てきた道を進んでいくと出発した登山口への分岐がありましたが今回は通過しました。

本日3座目の金山(1686m)に到着しました

登山口から3時間5分ほど、十二ヶ岳からは30分ほどでした。
金山は尾根上の小ピークで山頂らしさは無く節刀ヶ岳でランチしたかったので通過しました。


鹿の被害を防ぐネットなどある樹林帯を進んでいきます。

節刀ヶ岳山頂手前には大石峠への指導標がありました。
金山から節刀ヶ岳の間にソロハイカーさん3人とシニア夫婦ハイカーさん1組とすれ違いました。

本日4座目の節刀ヶ岳(1746.4m)に到着しました

登山口から3時間20分ほど、金山からは15分ほどでした。
山頂には山梨百名山の標柱と山名板などありました。

この日の富士山はずっと照れ屋さんでした


歩いて来た山々などの写真を撮り終えランチにしようとシートを広げるとまた小雨が

そこに1人のソロハイカーさんが上ってこられました。聞くと芦川方面から来られたそうです。
ちょうどこれから通るコースなのでコース状況など教えていただきました。(ありがとうございました
)

ここでの食事を諦め行動食を食べて出発しました
するとすぐに4人のグループハイカーさんとすれ違いました。


大石峠へのコースは教えていただいたとおり危険なところも無くとても歩きやすいコースでした


コースそばの北斜面にはいくつか雪がまだ残っていました


快適なコースを歩いていると前方にロープが?

近づいて納得!視界が悪い時などに間違って進入したら大変です。

節刀ヶ岳から30分ほどで本日5座目の金掘山(1608m)に到着しました

金掘山は尾根上の小ピークで山名板があるだけの山頂でした。

ここでランチする予定でしたが樹木に囲まれ展望も無かったので思案していると節刀ヶ岳でお会いしたソロハイカーさんが下りてこられました。
そこでまたどこか食事にいい場所はありませんか?と聞くとこの先にひらけた良い場所があるとのこと
(二度もお世話になりありがとうございました
)



ハイカーさんのちょっと後ろをついていくように進んでいくと広場に到着しました。
大石峠で節刀ヶ岳手前で会ったご夫婦ハイカーさんがお食事中でした。
よしここで今度こそ食事だと思っているとまさかの雨が







・・・・もう今日はタイミングが悪くて十二ヶ岳そして節刀ヶ岳、最後にここ大石峠も着くと小雨

ただ幸いなことに予定より早く周回してきて時間はまだ12時くらい。体力も少し残っていて後はおそらく下るだけ。
食事を諦めジュースでノドを潤しすぐに出発しました。

大石峠からのコースも踏み跡は明瞭で歩きやすく安心でした。

意外にも見所も多く気が紛れてよかったです。植林地の林業の巻き巻きテープ。

この辺りの樹木のボスのような巨木。

そして延々と続くワイヤー。大部分が埋もれていますがかなり長かった


そして最後にサプライズプレゼントでカモシカさん

5分ほど見つめあったあと斜面を駆け上っていっちゃいました


コース最後は舗装路になり指導標の大石・河口湖方面に進んでいくと5分くらいで登山口近くにあったハイキングコース案内図の地点に到着してハイキング終了です。































急遽変更したコースでしたが前半の淵坂峠からの毛無山と十二ヶ岳がハードで後半の金山から節刀ヶ岳や金掘山や大石峠はゆったりと歩ける私好みのコース(前半はきつく、後半は楽)でした。
十二ヶ岳で食事しようとすると小雨がぱらついたので節刀ヶ岳へ。節刀ヶ岳に着くと待っていたかのように小雨がぱらつき大石峠へ。
大石峠に着くと待ってましたとまたまた雨・・・結局車中で食事しました

憧れの十二ヶ岳は雪解けを待って正解でした。あの斜面で凍っていたらと想像するだけで恐ろしい

憧れのキレットも目にすることが出来てよかった
V字に深く切れ込んだ谷がキレットなんですね。

スタート 7:55 ゴール 13:20